知恵袋あれこれ

日常のちょっとした知恵をご紹介していきます

お気に入りなのに… 毛玉の発生した服はどうしたらいい? リメイクそれとも処分?

 

 

お気に入りの服なのに、気がつけば毛玉だらけ…。

どんなに素敵な服でも、毛玉ができていると急にみすぼらしく見えて悲しいですよね。

 

毛玉を取るグッズも市販されていますが、

服の素材によってはうまく取れないことも。

 

うっかり生地を傷めてしまうこともあります。

 

そもそも毛玉を作らないためには、どうしたらいいのでしょうか?

その方法について、調べてみました!

 

 

毛玉発生のメカニズムとは?服を処分しなくてはいけない状態にしないために知っておきたい事

 

毛玉の原因はズバリ摩擦です。

子供のパジャマの股部分に、大量に毛玉が出ているのを

目にしたことはありませんか?

 

摩擦で静電気が発生し、繊維同士が絡まって毛玉はできます。

 

小脇に抱えたバッグ、洗濯機の水流…

いろんな場面の摩擦で、容赦なく毛玉は増えていきます。

 

そもそも毛玉が出来にくい素材はあるのでしょうか。

 

綿・麻・絹などの100%天然素材は繊維が短いため、

摩擦が起きても比較的毛玉になりにくいようです。

 

一方、ポリエステル・アクリル・レーヨンなどの化学繊維は

毛足が長く、摩擦によって毛玉が発生しやすいといえます。

 

 

綿やポリエステルなどをミックスした混紡繊維は

繊維が強すぎるため絡まりやすく、

やっかいな取りにくい毛玉が大量発生しがちです。

 

 

洗濯の仕方、普段の着方…毛玉を発生させないための服の管理術

 

天然繊維でできた服だけを着ていれば、かなり毛玉を防ぐことはできます。

でも、それだけを洋服選びの基準にするわけにはいかないですよね。

 

毛玉ができやすい素材の服でも

以下の点に気を配ればかなり予防することはできますよ。

 

1.おしゃれ着用洗剤で優しく手洗いする

これができれば一番良いのですが、

いつもいつも手洗いっていうのも難しい。

 

2.洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う

ネットに入れるのは、他の衣類との摩擦を防ぐためです。

ネット一枚に衣服一枚を入れます。

ネットが大きいとネットと服の間で摩擦が起きてしまうので

小さめのネットにきちんと畳んで入れましょう。

 

3.柔軟剤を使う

柔軟剤は髪の毛のリンスのようなもの。

繊維の表面をなめらかにすることで、絡まりや摩擦・静電気を防ぐことができます。

 

4.手洗いコースで洗う

手洗い同様、優しく洗うことができます。

 

5.衣類を裏返しにして洗う

裏側なら外から見えないから、

毛玉ができても大丈夫ですね。

 

6.静電気防止スプレーを使う

繊維の傷みや絡まりを防ぎます。

 

7.ヘビーローテーションしない

いくらお気に入りの服でも、

繰り返し着るともちろん繊維は傷みます。

 

では、それでも毛玉ができてしまったらどうしたらいいのでしょう?

 

指で引っ張って取るのは逆効果!

 

絡まった髪の毛を引きちぎるようなもので、

繊維が傷んでいっそう毛玉ができやすくなります。

 

小さなハサミで丁寧にカットした後、

柔らかいブラシで優しく撫でて

繊維の毛並みを整えてあげましょう。

 

こういうお手入れを続けることで、

お気に入りの服を長い間美しく保つことができますよ。

 

 

まとめ

 

やさしく洗ったり、リンスしたり、ブラッシングしたり。

衣服って、生き物みたいですね。

 

あなたが扱ってほしいな、というやり方で

お洋服にも接してみましょう。

きっとあなたの優しさに応えて、お洋服は

いつまでもその魅力を保ってくれることでしょう。