仕事が終わって退社する時に『お先に失礼します』と言いますね。
でもこの言い方を先輩や目上の人に対して使うのは、本当は良くないとされているんです。
え、じゃあなんて言えばいいの?って思いますよね。
目上の人に対しては、ちょっと言い回しを変えるだけで、すごく好印象な退社時の挨拶になるんですよ。
今回は『お先に失礼します』をはじめとした、目上の人に対して実はNGとされる意外な言葉遣いを紹介します。
先輩への言葉の使い方…一般的に当たり前とされているものにも。失礼なものがあった?!
職場の先輩や上司など、目上の人に対しては、きちんとした言葉遣いをしなければいけません。
ところがビジネスシーンでは、普通ならOKなはずの言葉でも、目上の人に対してはマナー違反とされる言い方があるんですよ。
まずは職場で使うと失礼になってしまう言葉を紹介します。
了解です
テレビなどで軍隊がよく使っていますが、職場で上司や先輩からの指示に対して、
『了解です』というのはNG。
実はこれも、部下や同僚などに対して使う言葉なんです。
目上の人に対しては必ず『かしこまりました』か、『承知いたしました』というように言いましょう。
いってらっしゃい
先輩や上司がちょっと席を外したり、社外へ行くことになった際、つい『いってらっしゃい』と言いたくなりますが、これもダメなんですよ。
『いってらっしゃい』ではフランクになってしまうので、必ず『いってらっしゃいませ』と言うようにしましょう。
なるほど
相づちでついつい言ってしまいがちな『なるほど』とか、『なるほどですね』なども、目上の人に対して使ってはいけません。
『おっしゃる通りです』が正解の言葉ですよ。
すみません
謝罪の時ではなく呼び掛ける時によく、『すみません』と言いますね。
一見、なんでNGなの?と思いますが、実はこれも目上の人に対しては、
あまり印象が良くないんです。
代わりに『恐れ入ります』と言うようにすると良いでしょう。
ご苦労様です
これは言うまでもなく、目上の人に対して使うのはNGな言葉ですね。
もし先輩を労う時は、『お疲れ様です』と言うようにしていきましょう。
こう使えれば、あなたも出来る後輩に?!新しい「お先に失礼します」の言い回し
退社時に『お先に失礼します』って言うのは、全然問題がないように見えますが、実はこのままの言葉だと、ちょっと丁寧さに欠けるんですよね。
そこで、退社をする時は『お先に失礼させていただきます』か、『お先に失礼いたします』と、語尾を更に丁寧にすると良いでしょう。
そうすれば、デキる後輩だな、と先輩から一目置かれるかも知れません。
また、『お先に失礼してもよろしいでしょうか?』と言ったり、先輩たちがまだ仕事をしているようなら、『申し訳ありませんが、お先に失礼いたします』などと、先に帰ることを恐縮するような言い回しをすると更に印象を良くさせることが出来ます。
ただ『お先に失礼します』と言ってスーッと帰っては、何だか素っ気ないような感じがしますよね。
でも、ちょっと言い方を丁寧にするだけで、だいぶ相手の受け取り方が違います。
目上の人に対しては、丁寧な言い回しを心掛けるようにしましょう。
まとめ
一般的にはOKでも、ビジネスシーンでは上司や先輩に対して、使ってはいけない言葉や言い回しがあります。
『なるほど』や『いってらっしゃい』、『了解です』、呼び掛ける時の『すみません』なども、職場では目上の人に対して使うのはNGですよ。
そして、退社時に『お先に失礼します』と言うのも、ちょっと相応しくないので、丁寧さを加えましょう。
『お先に失礼させていただきます』か、『お先に失礼いたします』などと、より丁寧に言うことで、あなたの印象がグッと良くなりますよ!
目上の人には丁寧に、正しい日本語で話すようにしましょう。