寒さもいっそう厳しくなる12月。
中旬にもなると街中がせわしなくなってきて、
大人も子供もなんだかワクワクしてきますよね。
ああ、ついに今年も終わりか~…って。
特に、いつもお仕事をがんばっているお父さん。
普段はめったに家族と食卓を囲めないけど、年末年始は嬉しい家族団らんができます。
たくさん家族とお話するチャンスですね!
えっ…
そう言っても普段全然話すこともないし、何を喋ったらいいかなんて分からないよ。
そんなお父さんにの役に立つ、お正月のちょっとした小ネタはいかがですか。
お正月の食卓を彩るおせち。
お煮しめ・田作り・錦卵などいろいろな日本の伝統料理が入っています。
今回はその中でもエース級と言える「伊達巻」についてお話ししたいと思います。
そもそも伊達巻ってなに?
伊達巻は、主にお正月に食べる縁起物の料理です。
メインの材料は、見ての通り卵。
白身魚やエビのすり身などを加え、みりんや砂糖で味を整えて焼き上げます。
それを巻きすでクルクル巻いて冷ませば甘くてふわふわ、美味しい伊達巻のできあがり!
その可愛らしい姿と優しい甘さは、老若男女問わず誰からも愛されています。
伊達巻の意味と由来をおもしろおかしく語る方法
おせちにはそれぞれの料理に意味があります。
伊達巻はその形状が巻物(書物)に似ていることから、学業成就や知性の向上という願いがこめられています。
あっ!でも、間違ってもお子さんにお正月から
「伊達巻食べて成績上げなきゃな~ハハハッ」
なんて小うるさいことは言わないでくださいね!
さて、「伊達巻」という名前の由来について。これには諸説あります。
特に(3)についてですが、オシャレで男気のある男性のことを昔から「伊達男」なんて呼んだりします。
また、度の入っていないオシャレ用の眼鏡のことを「伊達メガネ」って言いますよね。
茶色く煮しめたおかずやお新香で大量の白米を食べるのが主流だった江戸っ子の目に、
黄金色に輝く伊達巻のその姿はどんなに魅力的に映ったことでしょう。
ましてや卵が現在の価値に直しておよそ1個500円だったこの時代、卵や貴重な白砂糖にをふんだんに使った伊達巻は、まさにハレの日にふさわしいと言える庶民憧れの料理だったに違いありません。
そして伊達巻のクルクルっと巻かれたあのキュートな形。
まるで、ロールケーキみたいですよね。
これ、冗談でなくロールケーキがその由来なんです!
ロールケーキが日本にやってきたのは江戸時代。ポルトガルからカステラとともに伝わって来ました。
南蛮菓子タルタと呼ばれ、生クリームではなくジャムが巻かれた素朴なお菓子でした。
伊達巻のあのかわいらしい形は、タルタがモデルになったと言われてるんです。
まとめ
いつも何気なく食べているおせちにも、調べてみればいろんな意味や由来があるもんですね。
こんな小洒落た雑学でお正月の食卓にさらに華を添えれば、
きっと家族も感心してくれてることでしょう。
あなたも素敵な、「伊達男」になれるかもしれませんよ!